口腔CTについて
歯科用CT RevoluX(iCAT)
当院ではiCAT(アイキャット)社製歯科用CT(RevoluX)を導入しています。
短時間(20秒程度)で撮影が完了します。
このCT装置は、歯やあごの骨を立体的に細かく診断できるだけではなく、従来の歯科用CTではできなかった骨質(骨の固さ)の診断を正確にすることができるCT装置です。
シミュレーション画像
インプラント用ガイド
CTのデータを用いて、インプラント治療を予めシュミレーションするソフトも使用しています。コンピューター上でどの位置にどのようなインプラントを埋入するか、事前に計画を立てます。その計画した部位にインプラントを誤差なく入れるためにインプラント用ガイドを作成します。
※歯科用CTについて
CTとはコンピュータを駆使したデータ処理と画像の再構成で、レントゲン断層写真を得ることができる装置です。従来の歯科のレントゲンは、2次元(平面)画像でしたが CTは3次元(立体的)に見ることができるので、正確な診断に役立ちます。
また、既に一般的なレントゲン診断装置である医科用CTに比べて、歯科用CTは短時間のX線照射(被爆量は医科用の1/8)や歪の少ない繊細な画像を得ることなどが特徴です。保険改正により一部保険適用になりました。
CT撮影によるメリット
1.見えなかったものが見える
一般のレントゲンは平面画像ですが、CTは立体的で 顎の内部構造まで見ることができます。
2.診断の精度が上がり、安心、安全な治療につながる
一立体画像で確認できるので、インプラントだけでなく、親知らず、顎関節、腫瘍、矯正、歯周病、治りにくい歯根の治療など幅広く歯科治療に応用でき、治療の安全性が高まります。
例えば、インプラントの手術においては、インプラントを入れる部分の 骨の形、厚み、深さ、骨質(硬さ、軟らかさ)、周囲の重要な神経血管などとの距離を計測することができるため、事前にシュミレーションして安全で適切な手術方法とインプラントの種類を選択できるようになります。