むし歯

むし歯の予防

ホームケアと定期検診の二人三脚で虫歯知らずのお口を!!

虫歯の治療方法のページでご覧になって頂いた通り、虫歯治療は進行度合いが深刻なほど治療の負担が大きくなってしまいます。そうならないためには、そもそも治療すら必要ないようにするためには、日頃からの歯のケアに対する意識を変え、予防に力を入れる必要があります。

ここで重要なことは、その予防が、歯医者や衛生士の力だけではどうにもならないということです。患者様のお力添えなしには、虫歯知らずのお口を作る予防は完成されません。定期健診に通って頂き、衛生士の指導のもとご自宅でのケアにも気をつけて頂かなければなりません。

もちろん最初から全てを完璧にこなすことは難しいかもしれません。最初から気負いすぎることなく、少しずつ少しずつ出来ることを増やして行きましょう。そのために、当院では、医師・衛生士が力をあわせて、全力でサポートいたします。

ご自宅で行うケア

1.虫歯にならない歯の磨き方を学びプラークコントロール

歯ブラシで歯を磨いている女性

ご自宅での虫歯予防の中心となるのは、なんといっても正しい歯磨きの方法を習得することから始まります。

「歯磨きなら毎日やっているから特に習得することはない」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は正しい方法で歯磨きを出来ている方はそれほど多くありません。しっかりと歯垢が除去出来ていなかったり、強く磨きすぎてしまい、歯の表面や歯茎を痛めてしまっていたり。毎日当たり前のようにやることなので正しく出来ていると思いがちですが、実は歯磨きには確実に歯垢を落とす、正しいやり方があるのです。
歯科衛生士の指導のもと、正しい歯の磨き方を学び、万全の予防体制を作りましょう!

2.食生活を見直して、虫歯の原因となる糖分の摂取をコントロール

食事の際に口の中で起きている脱灰と再石灰化

ご自宅で出来る虫歯予防は歯磨きだけではありません。食生活を改善することによっても虫歯予防は出来るのです。

上の図は、おやつなどの間食も含め1日5回食事を摂取している方のお口の中で起きていることをグラフ化したものです。食事の度に脱灰している=歯が溶けていることがわかります。

歯というものは食事の度に少し溶けてしまいます。それを、食事と食事の間に分泌される唾液の働きによって再石灰化する=溶けた歯が元に戻るようになっています。

1日3回の食事を健康的なリズムで摂っていれば再石灰化は問題なく行われます。しかし、上の図のように間食が多めの食生活の場合、食事と食事の間の時間が短く、再石灰化がしっかりとなされないまま、次の食事に入ってしまうため、歯が溶けたままとなり、結果として虫歯になりやすくなってしまうのです。

なるべく間食をしなくてもいいような、しっかりとした食生活のリズムを作り出すことも虫歯予防に効果抜群です。

歯科医院で行うケア

フッ素塗布によって完全な予防体制を!!

フッ素塗布

歯科医院ではフッ素塗布による虫歯予防を行います。フッ素は人間の体、特に歯や骨を丈夫にする元素で、これを塗布することによって歯の表面から直接取り込まれ、しっかりとした歯の結晶となります。フッ素塗布によって結晶となった歯は、通常の歯よりも虫歯の酸に対して丈夫になるため、溶けにくくなります。

医院へのお問い合わせ。TEL:0765-32-5585